Thursday, June 08, 2006

親心


バンドの活動が色々と新機軸を迎え(んなおおげさなモンでもないけど)つつあり、比例するようになんだかんだとプロブレムも勃発しては沈静化し。今回は果てさてどうなることやら。やはり大人が4人も集まると、しかも各人に関わる人間も巻き込んでの日々なもんだから、色々と起こるわけでさ。こうやって一つまた一つと物事は新たな局面を迎え、過ぎた日々は荒んだ過去になったり笑えるエピソードになったりして風化してゆく。「現在」なんてものはなくって、ただ来るべき未来と過去だけがある。境界線を認識出来ぬまま時間ってのは刻々と流れ続けていて、波間を漂う板きれのように僕らは漂って時に抗って。せめてもの爪痕ばかり残そうとやっきになってもがいてね。

うちのボンズも1stギターをついに手にする。俺がギター(本物の)を持つと、慌てて彼も自分のを持ってきて肩にかけて、にんまり笑う。これまで30年と少しの人生、ここ最近初めて「うれしい」とか「いとおしい」とか言う気持ちに実感がもてているかな。何物にも代え難い日々。少子高齢化がどうとか、出生率が何とか、耳にする。人の命が、他人事のように消え/消されていく。でも少なくともコイツには、これから輝ける未来が待っていると信じてる。そういう親達の気持ちが集まって固まって、何かを作っていくんだろう。「楽しいことたっくさんあるんだぜ、これから。良かったね、この時代に生まれて来てさ。」

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