Wednesday, March 20, 2013

国語観

僕が大学卒業するくらいまでは、小説家をはじめコラムニスト、新聞記者、エッセイスト、そういった、分筆を生業とする方々の書く文章しか目にすることがなかったと思います。

Twitter、Facebook、ブログ、世間の誰もが自分の考えや日常を文字に起こして衆目に晒し得る現在。

ということは、専門家でない人の文章を読む機会が圧倒的に増えているわけ。つまり、未熟としか言えない文章や言葉遣いに、どんどん慣らされているんだよね。だから、誤っている文章が目に入ることも多いんだと気付かない人もまた多くいるんだろうと想像します。そして、そうした言葉遣いは伝播して行きます。

時代の移り変わりとともに言葉も変化し、生活に合った形に姿を変えて行くんでしょうが、それが単なる無知や無教養によってなされるのであれば、嫌な気持ちになります。何故だろうと考えるに、決まったことから外れるのが我慢ならない性分なんだなあ、やっぱり。

でも、そうでない人が多いってことなんだろうね。間違っていることを指摘しても、恥じるどころか、こっちが変な人ってことになるんだろうか。

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